Voicyではたらくエンジニアの一週間

こんにちは。Voicyカンパニークリエイターの “はる” こと高森はるなです。 今回は、“音声プラットフォームVoicy”の開発や保守を担っている、エンジニアの働き方をお届けしていきます。
少し前に発信したエンジニアメンバーたちの対談では、仕事内容や利用技術、カルチャーについて触れているので、こちらも合わせてご覧ください!

水曜日から始まる一週間スプリント


Voicyの開発チームはエンジニアだけでなく、プロダクトマネージャー・デザイナー・データエンジニア/アナリストが属しています。チームは目的単位で分かれており、各ポジションからメンバーが集まり、職能横断チームとして構成されます。
スケジュールはチームによって異なりますが、今回はパーソナリティの体験を最大化する“Personalityチーム”のエンジニアの一週間をピックアップしてご紹介します!

水曜日

・スプリントプランニング スクラム開発を採用しているVoicyでは、スプリントの起点が水曜日。 午前11時に、チームのスプリントプランニングが始まります。
アジェンダはこちら。
1. 前回のレトロスペクティブ(KPT)で出たTryを確認し、プランニングに組み込む 2. プロダクトバックログを確認し、スプリントバックログを作成   - 必要に応じてリファインメントを実施   - スクラムにおける受け入れ要件の確認・再定義   - スクラムにおける受け入れ要件の設計・テスト設計 3. 短期(1〜2週間後)リリースアイテムのリスト化 4. ロードマップの確認
リードエンジニアやプロダクトマネージャーが指揮を取りつつ、スプリント後半で認識ズレが起きないようチーム全員で設計を行い、共通認識を持ちます。チームによっては1〜2週間単位の短期スプリントだけでなく、クオーターや半期といった長期スパンでもロードマップをひき、プランニングをしているのだそう。
・開発業務 個人、ペアプロ、モブプロと、施策によって開発体制は異なりますが、軸となるのは「目的のためには手段を選ばずオーバーラップにやろう」というスタンス。イシューごとの職能横断チームである特性から、例えばフロントエンドエンジニアがバックエンド開発にも携わるなど、柔軟な対応をとっています。
・QA業務 当事者意識を持ってプロダクトへ向き合うオーバーラップのスタンスは、品質保証にも。 Voicyは全てのエンジニアがQAをでき、チームで自立的にQAへ取り組んでいます。

木曜日

・デイリースクラム スプリントプランニングで決まった内容は、毎日の朝会で管理。チームでスプリントゴールを目指すため、開発の進捗や課題などを共有しています。
・1on1 毎週30分、エンジニアリングマネージャーとの1on1を行っています。担当しているプロジェクトをスムーズに進めるため、目標の進捗確認や、困りごとの相談がメインですが、時にはたわいもない雑談に花が咲くことも…!

金曜日

・エンジニア発表会 毎週金曜日には、通常業務の合間に“エンジニア発表会”が開催されています。 技術に関するさまざまな情報を共有する時間となっており、希望したエンジニアがアウトプットしたテーマについて、エンジニア全員で理解を深めていきます。

月曜日

・プロダクトプランニング エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナーで構成されているプロダクト開発チームに加え、Voicyのフロントでパーソナリティやリスナー、クライアントと向き合っているメディアチームやビジネスチームともコミュニケーションを取ります。 施策アイデアについてのディスカッションや、進捗しているプロジェクトの共有など、事業部を横断して情報交換を行いながら、より良いユーザー体験を考えています。
・エンジニア横断ミーティング 普段は目的ごとのチームに分かれているエンジニアですが、週に一度、モバイルやバックエンドなど、同じポジションのエンジニアが集まって、お互いのプロジェクトについての情報を共有しています。スクラムチーム内だけでなく、外からも客観的にフィードバックをもらうことで、新たな気づきへと繋がることも。

火曜日

・スプリントレビュー・レトロスペクティブ いよいよ一週間のスプリント最終日...! 振り返りは対面の方が効果が高いと考え、火曜日は出社日となっています(現在の出社日は週2日。曜日はチームごとに異なります)。開発したものをスクラムチームで確認し、振り返ります。計画に対する達成状況のチェックから、体験をより良くするためのアイディアまでディスカッションしていき、良い案があればそれが次の施策へと繋がることもあるのだそう。
レビューはチーム内に留まらず、プロダクトを実際に使うユーザーとより距離の近いメンバーをはじめ、会社全体を巻き込みながら実際に機能を体験してもらい、メンバーみんなでプロダクトへの理解を深めます。
・全社会議 プロダクト開発に留まらず、経営やビジネス、コンテンツ、財務情報など、他事業部の情報をキャッチアップ。事業や組織への多角的な理解を持つことで、会社全体の方向性を把握することができます。 自分の仕事が何につながるのか、施策の一つ一つがどこへ影響するのかなど、物事の本質を捉えながらプロダクトと向き合います。

水曜日

・アプリリリース! 準備が整った施策は、水曜日にリリース作業を行います。 Web版も基本的にはアプリと同日にリリース。
エンジニアの皆さん、一週間おつかれさまでした!

ほかにも

・エンジニアCFT(クロスファンクショナルチーム) 開発に関わる業務だけでなく、より良い組織をつくるための活動も! 月に一度、エンジニア組織全体のエンゲージメントを上げるため、組織開発プロジェクトメンバーとのミーティングを行っています。
エンジニアの組織開発プロジェクトについては、こちらの記事で取材しています。

エンジニアとして“Voicy”をつくる魅力とは


エンジニアリングマネージャー山影、山元、バックエンドエンジニア灘脇の3名に、Voicyエンジニアとしてのやりがいを聞きました
(山元)やりがいは多数ありますが、toCプラットフォームという事業特性は、そのままエンジニアリングの魅力に直結していると思います。 会員ユーザー180万人を超えるサービスはエンジニアとしての影響力の大きさを感じますし、LIVE配信機能など、音声プラットフォームならではの機能開発に関われるのも面白さです。プラットフォーマーとして大規模トラフィックの処理やレコメンドなどへも挑戦できていますし、ファーストパーティデータを扱えるという魅力も。
(山影)プラットフォーム規模は大きい一方で、労働集約モデルではないので現場は少数精鋭チームです。全社的にオーバーラップなスタンスを持つ社員が多く、エンジニアもポジションを越境してプロダクトと関わっていますよね。
(灘脇)あと、Voicyの開発チームは、モダンなスキルスタックや新たな技術の採用、そして、勉強会の開催や情報共有も活発だなと。テックブランディング活動としては、テックブログの執筆や技術書典への参加、iOSDCやDroidkaigiへの登壇などをしています。
(山元)うん。技術選定の方針としては、「モダンな技術はこれまでの技術課題を解決したものであり、ビジネスをより高速化するために必要である」と考えていて。現場に技術選定の裁量があり、最近はSREチームでGitOpsを、モバイルチームで宣言的UIを採用しました。
(山影)あとはやはり、価値創造に向かっているという事業の特性ですよね。事業展開における明確な解がない領域なので“自分たちで価値を創り上げていく”必要があり、ここが難しくて面白いポイントだなと。エンジニアリングだけでなく、プロダクトと向き合うというか。
(灘脇)たしかに。ただ開発するだけでなく、エンジニアリングの観点で企画から携わるので、開発した施策がダッシュボードに影響を与えていると本当に嬉しいです。反面、受け身でいるだけだと解にたどり着けないので、事業が前進しなくて。ユーザー体験最大化のために、他部署も主体的に巻き込んでいくスタンスが重要だなと思います。
(山元)そうですよね。テックカンパニーを標榜している以上、主体的なスタンスは文化として持ち続けていきたいです。 プロダクトや事業の魅力、技術のモダンさ、裁量のバランスが良く、自分たちで事業を押し進めていける環境を求めている方は、Voicyにマッチすると思います。
 

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