ユーザー体験やプロダクト品質を高めるために、Androidエンジニアが大事にしていること

今回は、Androidエンジニアの荻原にインタビューしました。 Voicyとの出会いや、仕事への向き合い方などを語ってくれています。

\こちらの記事を声でも楽しむことができます/

Voicy上のチャンネルでは、荻原のインタビュー音声を公開しています。 ぜひ彼の人柄を感じながら、Voicyのことを知ってみてください!
荻原 剛志(Tsuyoshi Ogihara)/Androidエンジニア
大学卒業後、ディップ株式会社にてiOSアプリケーションの開発に従事したのち、メーカーでAndroid向け在庫管理アプリケーションの開発を経験。2022年7月にAndoidエンジニアとしてVoicyへ入社。 趣味のバイクツーリングでは、北は北海道から南は鈴鹿まで走っている。ディズニーの「夢は信じれば叶う」という世界観が好きで、それを表現しているディズニーランドのショーやパレードを見るのがお気に入り。

「日常で使っているサービスの開発に携わりたい。」


Voicyへの入社のきっかけは?

エンジニアとして成長できる環境を探しながら、「作ることはもちろん、自らがユーザーにもなれるプロダクトに携わりたい」と思っていました。転職エージェントから紹介された企業の内の一社がVoicyだったのですが、すぐにピンと来て。というのも、一人暮らしでテレビがなかったときにスマートスピーカー「Google Home Mini」から毎日のようにニュースを聴いていたのですが、それがVoicy公式の「ITビジネスニュース」だったんです。すぐさま応募を決めましたね。

現在どんなお仕事をされていますか?

リスナー向けの聴取用「Voicy」アプリと、パーソナリティ向けの収録用「Voicy Studio」アプリにおけるAndroid開発や改善が主な業務です。アプリで不具合が発生した際の調査や対応も行っていて、ユーザーへの快適な体験づくりと向き合っています。
最近だと、「コイン」の機能開発が印象的なプロジェクトでした。コインとは、アプリ内で有料のコンテンツを購入・聴取する際に利用できる新しい決済機能です。開発チームにAndroidエンジニアとして参加し、ジョインしてから6ヶ月ほどのプロジェクト期間を経て2月にリリースしました。 お金に関わる重要な機能なのでチームとして品質の高さを最重要視し、過去に開発スピードを重視して作った既存の課金機能も含め、設計からしっかりと見直し、課金機能の大部分を作り直しました。例えば、課金時にエラーが起きてしまった場合のリトライ処理や、スムーズに問い合わせ窓口へ誘導する仕組みなど、ユーザーが安心して使える機能にできるよう開発に取り組みました。
課金機能の実装に携わるのは初めてだったのですが、様々なドキュメントを確認したり、同じチームのエンジニアに相談したりしながら進めていきました。コイン開発チームのAndroidエンジニアは自分のみでしたが、社内のAndroidエンジニアと各々が担当しているプロジェクトについて都度相談や進捗共有をし、Androidアプリ全体への影響も考慮しつつ開発に向かうことができました。 影響力の大きく重要な機能のリリースを達成することができ、今では自信につながる経験となっています。

サービスの先にいる“ユーザー”へ寄り添った開発を


仕事で大切にしていることは?

モバイルエンジニアとしてユーザーが実際に操作するアプリ画面をつくっているからこそ、サービスの先に人(ユーザー)がいることを意識してプロダクトと向き合っています。Voicyはユーザーとの距離が近い環境のため、これまでよりもその意識が強まっているのだと思いますね。 プラットフォームとしてまさに成長期のVoicyでは、新たな音声コンテンツ「ボイスドラマ」の誕生、アプリ内「ホーム」のUIリニューアル、コイン機能のリリースなど、直近だけでも多くの変化が起こっています。Voicyアプリはまだまだ完成品ではないため、今よりも良いアプリにするためには何ができるか、どんな価値をユーザーに届けられるかを考え続けています。
正直、ユーザーとの距離が近いからこそ、いただいたフィードバックに対して「もっと出来ることがあったのではないか」と自分のスキルにもどかしさを感じることもあります。でも、こちらの対応に対する感謝のメッセージを見るたび、前向きに頑張ろうという気持ちになれるんです。ユーザーとのやり取りはメンバー誰もがSlack上で見れるようになっているのですが、ユーザー問い合わせの結末までを開発者が知れることって実はあまりないですよね。

ゆくゆくはモバイル全体のリードを行えるエンジニアに


Voicyで働く魅力はなんですか?

やりたかったことでもあるので、自分がユーザーとして日常使いしているサービスを自分の手で開発していることはすごく嬉しいですし、自分の開発したアプリを多くのユーザーに届けられていることはとてもやりがいに繋がっています。アプリストアのレビューやユーザーアンケートなどで「Voicyが日々の役に立っています。」「このパーソナリティの放送が面白いです。」など、リアルな声を目にする度にサービスの魅力を実感しますね。 「誰かの人生の幸せやメリットに繋がることへ寄与したい」というのが自分の仕事の軸になっているのですが、Voicyというサービスを通してユーザーの生活がより良くなっていたり、パーソナリティとの交流で喜びを感じてもらえていたり、まさにこの軸を叶えることのできる環境です。
また組織として前向きに考えて行動できるメンバーが多く、切磋琢磨しながら仕事をできていることがすごく良いです。部署間の壁もあまりないので、他の人がどういう仕事をしているか、そこに自分の仕事がどう繋がっているかよくわかります。例えば、パーソナリティチャンネル内におけるスポンサー企業の表示を増枠する対応を行った際、その開発でビジネスサイドのメンバーが「スポンサー枠を売りやすくなった。」と言ってくれたことがあって。開発して終わりではなく、事業のためにチームで物事を進められているなと感じますね。

今後の目標や実現したいことはなんですか?

Androidエンジニアとして専門的な知識を深めていきたいです。特に注力したいのが、音声の配信周りですね。 Voicyには「生放送」という、パーソナリティがリアルタイムに収録・配信できる仕組みがあるのですが、こういった仕組みを実現しているサービスって少ないです。生放送機能が生んでいるのはパーソナリティとリスナーの双方向性だと思っていて。人と人を繋ぐコミュニケーションが誰かの人生にプラスになる、そんな生放送機能がとても好きなんです。だからこそ、Voicyとしてユーザーに高い品質でこういった機能を提供していきたいですし、そのためにしっかりとスキルアップしていきたいです。
あと、VoicyのAndroidエンジニアとして「Androidのことなら自分に任せて」と言えるようになりたいですし、社内のメンバーに第一想起してもらえるようになりたいです。今はまだ自信を持って「なんでも聞いて」と言える状態ではないので、日々のインプットとアウトプットを積み重ねていきたいと思っています。 ゆくゆくはAndroidだけでなくiOSも含め、モバイル開発全体における方向性をリードできるようになっていきたいです。同じモバイルアプリでも技術的な観点からAndroidとiOSの仕様が異なることがあります。そんなとき、「OSごとにそれぞれこういう実現の仕方になるね」と開発の方向性を示せるようになりたいと思っています。社内にまさにそんなモバイルのリードエンジニアがいるので、まずはそこを目指していきたいですね。
 

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