「“体験”こそプロダクトの価値。」UI/UXデザイナーが語る、Voicyの体験との向き合い方

今回は、UI/UXデザイナーの石川にインタビューしました。 Voicyとの出会いや、仕事への向き合い方などを語ってくれています。

\こちらの記事を声でも楽しむことができます/

Voicy上のチャンネルでも石川が熱い想いを語っています。ぜひ彼女の人柄を感じながら、Voicyのことを知ってみてください!
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石川 奈緒(Nao Ishikawa)/UX/UIデザイナー 大学卒業後、インハウスデザイナーとしてグラフィックや映像制作を経験。その後モバイルアプリやWebのUIデザイナーに転身し、受託案件やe-Storyアプリ「peep(ピープ)」のデザインに携わる。2022年5月、UI/UXデザイナーとしてVoicyへ入社。 趣味は写真を撮ること。本格的にカメラを購入した5年ほど前からストックフォトへ素材提供も行っており、購入してもらった画像が使われているコンテンツを探すのが楽しみ。

ユーザーとして一度は離脱したプロダクトのつくり手になった


Voicyへの入社経緯は?

個人でブログを執筆していた頃に、有名なブロガーであるはあちゅうさんやイケハヤさんが始めたと聞いて知ったのが“音声プラットフォームVoicy”でした。その時は興味本位でアプリを見に行ったのですが、当時のVoicyはまだ自分が聴きたいコンテンツを探すことが出来る体験ではなく、すぐに離脱してしまったんです。その後もロゴリニューアルなどの大きなニュースは耳に入ってきていましたが、サービスからは遠ざかっていました。
Voicyと再び出会ったのは、キャリアSNS“YOUTRUST”上で人事の勝村からスカウトを受け取ったときでした。その頃私は他社でコンテンツ配信プラットフォームに携わっていたので、「プラットフォームはこうあるべき」という型を自分の中に持っていて、久しぶりにVoicyを訪れてみると、その型にかなり近いUI/UXへと進化を遂げていたんです。驚きましたね、「自分で聴きたいものが選べる体験に変わってるじゃん!」と(笑)。
元々音声コンテンツが好きということもありつつ、「Voicyでならこれまでの経験を応用できるかも」と思いましたし、UIデザインがメインだったところからUI/UXデザインへと本格的にキャリアチェンジしたいタイミングで、UI/UXデザイナーとしてポジションを提案してもらったこともあり、そのまま選考へ進みました。 最終的には、表層よりも体験設計やその先に実現したいこと重視でサービスと向き合っているところや、刺激しあえるデザインチームであるところに惹かれ、入社を決めましたね。

現在どんなお仕事をされていますか?

音声プラットフォームVoicyで、音声コンテンツの発信をしているパーソナリティ向けの施策立案から体験設計、UIデザインをしています。直近では、マネタイズ機能設計を行っていました。 普段はプロダクトマネージャーと密にコミュニケーションを取りながら企画を考え、それをUI/UXデザインとしてアウトプットし、更にいいものにするためにディスカッションを重ねるという動きが多いですが、今回は決済の体験も重要なため、エンジニアともパーソナリティの体験向上に向けて共に考え、情報共有しながら動いています。

体験設計を重視するVoicyで、UXデザインに携わるということ


仕事のやりがいや、大切にしていることはなんですか?

日頃から常にユーザーの体験向上を考えてプロダクトと向き合っているので、やはりパーソナリティやリスナーからポジティブな反応をもらえると嬉しいですね。時には「人生が好転した」と言ってくださるユーザーもいて、やっていてよかったと感じる瞬間です。私たちVoicyメンバーは社会を豊かにしたいという思いで事業を進めていますが、同様にパーソナリティも「誰かのために」という思いで発信してくれている方がとても多いんです。だからこそVoicyにいると、誰かを豊かにできる瞬間に立ち会える機会が多いのだと思います。
大切にしているのはUIデザインよりも前のフェーズで、課題を発見したり、そこに対して打ち手となる体験設計を考えるところです。デザイナーの業務は大きく分けると二つで、体験を最大化するためにどんなことをしたらいいかを考え、データ分析やUXサーチ/ユーザーリサーチをしながら課題を見つけて、そこから施策立案するというところが一つ。もう一つがUI/UXデザインで、企画したものをプロダクトデザインとして形にして実際にユーザーにとどけるところなんですが、Voicyはわりと前者の方に重きを置く文化だなと感じています。 課題の発見や体験設計から取り組むと自然とユーザーに対する解像度がとても高くなり、結果的にはUIデザインまでひっくるめて大切にできている手応えがあるので、体験設計を重視する文化のあるVoicyに身を置けていることそのものが、大きなやりがいにも繋がっています。

実際にVoicyへ入社してみて、感じていることはありますか?

Voicyは組織に関する多くのコンテンツを発信しているため、入社前後のギャップはほぼありませんでした。ただ「何故やるのか、どうやるのか」に対するこだわりを一人一人が非常に強く持っていることは、良い意味での驚きでしたね。私自身も納得感のないアウトプットは避けたいタイプですし、Voicyの面接では「基本的に納得していないものは出さないです。」と聞いて魅力を感じていましたが、実際入社してみると想像以上にメンバーがオーナーシップを持っているなと思いました。強くこだわれるほど事業やプロダクトに対する興味が深いということだと思うので、そういったスタンスのメンバーたちと一緒に働けていることに刺激を受ける毎日です。
オーナーシップというと、Voicyには「組織も一つのプロダクト。全員でアップデートを。」という行動指針があり、組織づくりも文化として強く根付いているのを感じます。例えば、組織開発プロジェクトへの参加者を職種関係なく全社員から募っていたり、日常的に組織や環境に関するアンケートが実施されていたりと、組織へ自分の意見が反映されていることを実感する機会が多いんです。自分たちの意見が反映されるということは、反面、物事を他責にすることは出来ない環境ということでもあります。「誰かが言ったから」ではなく、各々が責任を持って意思表示を行いますし、だからこそ納得感を持って働くことが出来ているのだと思います。

UXデザインを通して、事業を創っていると実感


Voicyで働く魅力はなんですか?

まだ誰も正解を知らない音声テック領域で、文化の創出に挑戦できていることが魅力です。多くの事業にはすでに成功者がいて、彼らを真似すれば一定の勝ち筋が見えてくると思うのですが、Voicyが挑戦している音声テック領域ではそのセオリーが通用しません。比較されることの多い他社音声サービスもありますが、ベンチマークとなるような成功を遂げている企業は実はまだどこにもないんですよね。誰も成し遂げたことのない事業で成功できたら本物だと思いますし、正解がわからないまま突き進むのは難しいことも多いですが、ワクワクしながら仕事と向き合うことが出来ています。
デザイナーとしては、前述したような事業において、UX設計に携われていることが嬉しいです。最終的なアウトプットの工程だけでは、どうしても自身の事業への貢献を感じにくくなりがちなのですが、課題の発見や体験設計から入り込むことで「事業を創っている」と強く意識するようになりました。今はチームのみんなとUXについてじっくり考え、議論しながら進められています。

今後の目標はなんですか?

入社後、すぐに収益化プログラムの拡充という大規模プロジェクトに携わったことで、新たな価値を生む土壌作りができたと思っています。ここからは、この土壌に実際に価値が生まれるよう、種をまいたり水をやったりするフェーズだと思っているので、これまで以上にパーソナリティと向き合って体験設計やUIデザインに取り組んでいきたいです。こういった取り組みの積み重ねで“Voicyパーソナリティ”という一つの職業を確立し、音声コンテンツで社会を豊かにすることが、今想像できている範囲での私の目標です。
音声テックは未踏の領域のため、スペシャリストはまだいないと思います。だからこそスキルに関係なく、泥臭く、真摯に体験づくりと向き合うことが成功への道なんじゃないかと思っていて。そのためにも現場でたくさん考えて、ボトムアップで事業をつくっていくことにこだわっていきたいです。“現場だからこそわかること”を大切にしていきたいですね。
 

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