【READYFOR×Voicy】クリエイター・エコノミーのシゴト #4|共感を社会に広げる仕事とは?

 
2022年8月25日、音声プラットフォームVoicyにて、READYFOR社との共催採用イベント「【READYFOR×Voicy】クリエイター・エコノミーのシゴト #4|共感を社会に広げる仕事とは?」をライブ配信でお届けしました。
世の中には“人と向き合う仕事”が多くありますが、私たちの仕事もその一つです。私たちは、社会に表現や価値を届けている方々に向けて、最適なプラットフォームを提供しつつ、現場で伴走もしています。
本イベントでは、発展途上のマーケットでパイオニアとしての介在価値を模索しつつ、ユーザーに寄り添っているメンバーからリアルな声を聞くことで、具体的に私たちの仕事の魅力をお伝えしました。
 
<登壇者>
・小谷 なみ 様(READYFOR株式会社 リードキュレーター/准認定ファンドレイザー) WEB/編集ディレクターを経てREADYFORに参画。READYFOR アート部門立ち上げ、社会的養護の子どもたちへの支援に特化した「こどもギフト」の立ち上げ、プログラムオフィサーを務める。ソーシャルプロジェクトの企画、大型資金調達プロジェクトのキュレーターを務める。2020年 担当「新型コロナウイルス感染症拡大防止基金(国内CF最高額)」「NPO法人抱樸 クラウドファンディング(第11回日本ファンドレイジング 新型コロナウイルス支援特別賞 受賞)」など
・渡部 源一郎(株式会社Voicy プロデューサー) テレビ制作会社にてディレクターに従事し、ドキュメンタリーや情報、バラエティ番組の演出を担当。その後モバイルに特化した動画ベンチャーへ転職し、YouTubeなどのプラットフォーム上で動画配信やライブコマースの企画制作を手掛ける。2020年12月にVoicyへ入社。
<モデレーター>
・勝村 泰久(株式会社Voicy 執行役員) 東証一部上場の株式会社クイックにて営業部長や新規事業開発を経験後、HR divisionの責任者として採用や組織開発、制度設計などに携わる。2020年にVoicyに参画した後はVPoHRとして総務人事領域を管掌しつつ、メディア編成や事業開発も担当。2021年2月より執行役員に就任。キャリア教育やHRに関する学会公演・イベント登壇、大手企業の人事顧問や自治体の戦略顧問、人事向けオンラインサロン運営など、幅広く社会活動も行っている。

# 私たちの介在価値とは


(勝村)Voicyのメディアコンテンツチームがおくる採用イベント「クリエイター・エコノミーのシゴト」。第四回の今回は、READYFOR社リードキュレーターをお招きし、“共感を社会に広げる仕事とは?”をテーマにお届けします。キュレーター、パーソナリティサクセスのどちらも社会的にまだ認知の行き届いていない職業だと思いますが、そもそもどんな仕事をしているのでしょうか。READYFOR社リードキュレーターの小谷さん、お願いします。
(小谷)READYFORが手掛けているのは、インターネットを介して様々な方から資金調達を行う、“クラウドファンディング”という仕組みです。プロジェクトを開始すれば自然に資金が集まってくるというわけではないため、私たちキュレーターがファンドレイジングのノウハウを持って、プロジェクトの企画やアドバイスを行い、目標達成まで実行者と二人三脚で走っています。全ての実行者に対し、同じようにサービスを提供していくというより、一つ一つのプロジェクトに寄り添い、設計やコミュニケーションを考えて伴走していくので、一つのスキルに特化するというよりも幅広い対応が求められます。
(勝村)実行者にはどんな属性の方が多いのですか?
(小谷)クラウドファンディングというと個人の方が利用する仕組みというイメージが強いですが、個人の方はもちろん、大きな団体、企業まで属性は様々です。スポーツクラブや美術館、博物館、動物園、水族館など、普段からエンターテイメントとして親しまれているような団体や企業にも使っていただいていますね。
(勝村)私も最近クラウドファンディングへ支援をする機会が増えたのですが、コロナ禍ということもあり、“困っている方たちへの支援”というイメージで参加をしていました。実行者側がクラウドファンディングを行う動機としては、何が多いのでしょうか?
(小谷)クラウドファンディングの黎明期はピンチの際の資金調達というイメージが強かったと思いますし、まさに災害時やコロナ禍はこの理由での利用がぐっと増えたタイミングでした。近年ですとクラウドファンディング本来の目的である“夢や目標のための利用”、そして、一回限りではなく達成したらその次の目標に向けてまた利用するといった継続事例も増えてきています。
(勝村)そうなんですね。「クラウドファンディングを始めたい」と言われたら、全てのプロジェクトに対して企画をするのですか?
(小谷)やりたいことや必要資金、そして“なぜクラウドファンディングでやるのか”を一緒に整理していき、その中で「クラウドファンディングでやるのが最適」となれば、実際にプロジェクトを作っていくという流れですね。まず、クラウドファンディングページに掲載するストーリー文や、リターン(出資してくれた支援者へのお礼)の設計をゼロベースで行います。目標を達成するためのPR戦略なども事前に設計し、それらが整うとようやくスタートラインに立てるというイメージです。プロジェクトが始まると、基本的にはキュレーターとプロジェクト担当者で週次でミーティングを行い、データに基づいてアクションを立案し実行する、というPDCAサイクルを回しながら伴走します。
(勝村)キュレーター1名につき、何プロジェクトを担当するのですか?
(小谷)時期やジャンルによって異なりますね。READYFORの場合は、一人で担当するというより複数名で担当をしていきます。ジャンルによって専門チームがあり、チームでそのジャンルのプロジェクト全体を担当しているといった形です。
(勝村)そうなんですね、ありがとうございます。では続いて渡部さん、Voicyのパーソナリティサクセスという仕事について教えてください。
(渡部)Voicyパーソナリティサクセスは、所謂クリエイターサクセスの一種です。音声プラットフォーム「Voicy」上でコンテンツ発信を行う方々を“パーソナリティ”と呼称するため、パーソナリティサクセスと名乗っています。パーソナリティがVoicyを使って夢を叶えたり、前に進んだりすることのサポートを行うのが主な仕事です。業務範囲は“パーソナリティに関わること全て”というくらい幅広く、パーソナリティへの連絡や問い合わせ対応はもちろん、配信に対する提案やフィードバックもしています。音声配信はまだプレイヤーが少なく、理解やナレッジも浸透していないため、「自分の配信が上手くいっているのかがわからない」というパーソナリティが多く、彼らに対してオンライン面談を実施し、現状や今後の方向性について話します。その他に、外部SNSなどを使ったモチベートや集客、イベントの企画運営なども行っています。
(勝村)なるほど。業務範囲が広く、且つ相手の感情に配慮したコミュニケーションや企画を打っていくという点は、READYFOR社のキュレーターと共通する部分かもしれませんね。Voicyパーソナリティの属性として、特徴などはありますか?
(渡部)これが意外と無いんです。Voicyには現在1,600ほどのチャンネルがあり、中でもビジネス系のカテゴリが目立ちますが、そこだけに特化しているわけではありません。暮らし・ライフスタイル系は直近でチャンネル数がかなり増えていますし、音声との相性が良い語学系のパーソナリティも多くいらっしゃいます。家事の間にながら聴きをしたいリスナーとマッチしやすい子育て系のパーソナリティもいますし、本当にたくさんのカテゴリがありますね。
(勝村)様々なパーソナリティがいるんですね。提案やフィードバックをしているという話もありましたが、全てのパーソナリティとコミュニケーションを取っているのですか?
(渡部)先程1,600チャンネルという話をしましたが、もちろん全てのチャンネルがアクティブなわけではなく、また、Voicyパーソナリティサクセスは現在2名体制となるため、パーソナリティの方が多い中での効率的な対応が求められます。そのため、毎日直接コミュニケーションを取るというより、例えばメルマガでHOWTOを伝えるなど、仕組み化をしている部分も大きいです。
(勝村)プラットフォーマーとしての介在価値として、Voicyならではの工夫などはありますか?
(渡部)パーソナリティを一人にせず、モチベートしていくことだと思います。国内の音声配信者はまだ少ないため、情報や事例がほぼなく、パーソナリティが自らの状況を正確に把握することができないんですね。そんな彼らに対し、パーソナリティサクセスがVoicy全体のデータを見ながら「あなたは今こういう状態です」と伝えることで、モチベーション維持や継続促進に繋がるきっかけになります。パーソナリティによっては音声配信を続けることが最善ではない方もいるので、「辞めようかな」と思ったときの判断基準の一つとしてもデータを使っていただくことがありますね。
(勝村)パーソナリティの感情の機微を汲み取って、最適なものを提供していくんですね。READYFORさんはいかがでしょう?
(小谷)そうですね。クラウドファンディングへの挑戦も日常的なものではないと思っているので、背中を押すことや、常にペースメーカーのように伴走しながら挑戦をバックアップしていくという点が、Voicyさんと近いと感じました。細かい作業などの対応時にも、実行者がモチベーションを下げずにプロジェクト公開へ向かえるよう背中を押したり、プロジェクトが計画通りに進んでいない場合でも、不安を取り除けるよう適切に伴走していくことを意識しています。
(勝村)実行者の方にとって、キュレーターの介在価値がとても大きいんですね。
(小谷)そうであると本当に嬉しいなと思います。「キュレーターがついてくれると、最終的に集まる支援額の桁が変わる」と言っていただけることもあるので、介在価値だけでなく、支援額にもしっかりとパフォーマンスを出したいと思っていますね。
(勝村)そうなんですね。実行者との関係性構築のために、意識していることはあるのでしょうか?
(小谷)一番大きいのは、やはり達成率だと思います。クラウドファンディングには“All or Nothing”というルールがあり、どんなに伴走しても、掲げた目標金額に1円でも達しなかった場合は全て返金となってしまうんです。だからこそ“達成”をしっかりと意識し、そこに向かって一緒に走るということが最も重要だと思っています。そのためにも、実行者と密にコミュニケーションを取り、相互理解を深めていくということは意識していますね。クラウドファンディングの各プラットフォームにキュレーターはいらっしゃいますが、「READYFORのキュレーターは、想像以上に密に寄り添ってくれる」と他社と比較して言っていただくことも多いです。また個人としては、クラウドファンディングを介して、実行者の夢や目標などを聞く機会が多いので、その思いをしっかりと受け止め、プロとしてクラウドファンディングに適切に伴走していくことが何よりも大事だと思っています。そして、自分自身がプロジェクトを楽しみながら進めていけるところが、キュレーターという仕事の面白さですね。
(勝村)ありがとうございます。渡部さんは、パーソナリティとの関係構築で意識していることはありますか?
(渡部)パーソナリティをよく理解することが大切だと思っています。先述した通り、音声配信はまだ世に情報が少ないため、どうしてもVoicy側から要望しやすい状態になってしまうのですが、単にこちらがやってほしいことを伝えるのではなく、パーソナリティが今どんなフェーズにいて、どんなことを考えているのかということを理解したうえでの提案やコミュニケーションを意識しています。パーソナリティの中には、配信ペースが落ちたり、配信が止まってしまう方も多々いらっしゃいます。Voicyとしては、頻度を上げて更新してほしいという思いがありますが、一方で彼らの他チャネルでの発信にも目を向けると、方向性の変化や忙しさなども見えてくるため、パーソナリティの状況を細かくキャッチアップしてコミュニケーションを取るということは、今チーム全体で意識していることです。
(勝村)表面的なコミュニケーションだけでなく、SNSなど様々なところから情報をキャッチアップしているんですね。パーソナリティにも多様な方がいらっしゃると思いますが、パーソナリティに合わせて関係構築のやり方を変えることもあるのでしょうか?
(渡部)かなり変わりますね。ウェットにコミュニケーションを取るのがいいのか、あっさりと情報だけをお渡しするのがいいのか、パーソナリティの特性によって違いの出てくる部分です。

# まだ世にない職業を仕事にするという魅力と辛さ


(勝村)渡部さんの感じる、パーソナリティサクセスの魅力ややりがいは何ですか?
(渡部)“音声を通して前進する瞬間”に立ち会えるのは大きなやりがいですね。音声での成功体験を持っているパーソナリティは少ないですし、それは実は文化づくりからしている私たち自身も同じです。例えば「イベントにたくさんのリスナーが来てくれた」や「リスナーが自分の音声に価値を感じ対価を払ってくれた」など、多くの初体験に出会えるのはとても面白いです。
(勝村)まさに今回のテーマでもある、“共感”ですね。
(渡部)そうですね。特に、音声ならではの深く本人性が届くという価値を感じてもらえたときの喜びは大きいです。
(勝村)小谷さんのやりがいや魅力はどんなところでしょうか?
(小谷)クラウドファンディングは、世の中にプロジェクトをリリースし、直接的に反応を受け取ることのできる仕事なので、ユーザーの声を身近に感じられる点が魅力だと思います。実行者が集まった資金によって一歩を踏み出せたり、夢を実現したりする瞬間に立ち会えることもやりがいですし、楽しさに繋がっていますね。日本はまだまだ寄付文化が弱いという声もありますが、クラウドファンディングから気軽に支援をし、支援したプロジェクトが目標金額を達成すると、「参加してよかった」と思ってくれる支援者も少しずつ増えてくると思います。その感情が別のプロジェクトの支援へ繋がっていくと思っているので、寄付文化が共感の連鎖で広がっていく様を見られるのもやりがいです。
(勝村)自分が関わったプロジェクトによって事業が前進したり、誰かの人生が変わったりするシーンに立ち会えるんですね。それは確かに、大きなやりがいに繋がりそうですね。逆にこの仕事をしている中で、つらいと思うことはありますか?
(小谷)私たちは「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というビジョンのもと、必要な金額を集めきることを目標に掲げており、達成のために目標金額を下げるということはやりません。そのため高い目標へ向かって走るという“ヒリヒリ感”を常に持っているのですが、そこがつらい部分でもありつつ、楽しさでもあると思っています。目標を達成することは容易ではないので、実行者・キュレーター双方にとって望まない結果とならないよう、全力で頑張っています。
(渡部)Voicyも少し似ているかもしれませんが、パーソナリティが音声配信を辞めてしまうときはとてもつらいです。審査制を導入していて、Voicy側が「この方が音声配信を始めたらきっと良いだろう、一緒にやりたい」と思える方だからこそ開設を依頼しているという背景があるため、継続してもらえない場合はつらさや責任を感じますね。自分たちの思いが届かなかった、彼らが続けられる仕組みを作れなかった、Voicyの魅力を伝えきれなかったという残念な気持ちです。

# パイオニアで働くということ


(勝村)音声・クラウドファンディング共に、文化形成をしているフェーズだと思います。ここからは、領域のパイオニアとも言える企業で働くことの楽しさやつらさについて聞いていきたいと思います。小谷さんはREADYFOR社に入社してから、どのくらい経ちますか?
(小谷)私は2017年にREADYFORへ入社し、現在6年目です。入社時は社員数が30名ほどでしたが、今は200名を越えてきていて、フェーズの移り変わりを経験してきたと思います。
(勝村)組織が拡大していく過程の中で、会社が掲げているビジョンに近づいているという感覚はありますか?
(小谷)自分の入社時よりも確実にサービスのクオリティが高まっていますし、組織が拡大したことで対応できる実行者数が増え、比例して支援者の数も増えていることなどからも実感しています。
(勝村)変化の大きい企業で働くには、どのような方がマッチしているのでしょうか。
(小谷)ベンチャーあるあるかもしれませんが、“決まっているものはない”といえるくらい可変性のある組織です。コロナ禍になった際には、「自分たちに何ができるか」をいち早く考えて動きました。時流によって組織や体制は変わっていくので、変化に対して素早く対応していく心構えと行動力のある方だとマッチすると思います。
(勝村)やはりスタートアップは、“変化に対応する力”が求められますよね。職種にもよりますが、特にお客様と向き合う仕事の場合は、「この仕事だけやっておけばいい」というジョブ型のスタンスだとミスマッチとなる点もあるのかもしれません。
(小谷)そうですね。READYFORのキュレーターは、代表の米良から始まり、この11年間在り続けてきた職種で、“変わっていく部分”はもちろんありつつ、一方で“変えずに守り続ける部分”とのバランスも社内で明確に持っているんです。一貫して“達成率へのコミット”は変わらない部分となっていますね。
(勝村)なるほど。実行者の気持ちにしっかりと応える、という点は変わらないんですね。渡部さんは、入社してからどのくらい経つのでしょうか。
(渡部)1年9ヶ月ほど経ちました。入社時は30名程度だった組織も、今では50名の組織になっています。最近、組織拡大に合わせてオフィスを移転しまして、成長を目に見えて実感する機会となりました。
(勝村)渡部さんは前職でもスタートアップを経験されていると思いますが、スタートアップという環境に求められる人物像はどういったものだと思いますか?
(渡部)小谷さんも仰っていた通り、変化が激しい環境です。だからこそ、自立をしている必要はあると思いますね。全てのことが合理的に意思決定されているかと言われると必ずしもそうではなく、市場も文化もできていない領域で「やってみないとわからない」ことは多く発生しています。自分なりに納得感を持ち、不確実な中でも「これに挑戦してみよう」というスタンスを持てることが、スタートアップでの働きやすさに繋がるのかなと。
(勝村)ありがとうございます。変化の激しい環境で働いてみて、よかったなと思うことはありますか?
(渡部)たくさんありますね。一つのことを突き詰めるというより、幅広い経験がしたいという方にはとても合う環境です。特にこの音声領域はまだ発展途上ということもあり、他ではできない希少性の高い経験を積める機会が多いんです。日々新鮮さを感じながら働くことが出来ていると思います。
(小谷)READYFORでは様々なことにチャレンジできますし、多様なプロジェクトを経験できることや、いろいろなメンバーと一緒に働けるという点が魅力だと感じています。

# Q&A


(勝村)ここからは、質疑応答の時間に入りたいと思います。まず一つめは、「これまで働いていて、一番うれしかったことは何ですか?」という質問ですが、こちらはいかがでしょう?
(渡部)Voicyでは年に一度「Voicyフェス」という大型イベントを開催しているのですが、Voicyフェスでは実際にパーソナリティとお会いして日頃の感謝を伝えられますし、逆にパーソナリティの方々からも「Voicyがあってよかった」と直接言っていただけることもあります。ベタですが、直接ユーザーと関われる機会はやはりうれしいですね。
(小谷)一番と言うと難しいですが、日々うれしさを感じる場面としては、担当プロジェクトの実行者の方が、プロジェクト終了後の事業の進捗などについて継続的に連絡をくださることですね。「また挑戦します」とお声がけいただけることもあります。これまでに最もアドレナリンが出た瞬間で言うと、“All or Nothing”ルールの中で実行した「九五式軽戦車」を日本人の手に取り戻すというプロジェクトで、国内でも最高金額の5,000万を達成したときですかね。一番ヒリヒリしましたし、その分達成したときはとてもうれしかったです。
(勝村)すごいですね!ありがとうございます。他にも「業界未経験でもエントリーできますか?」という質問をいただいています。Voicyは可能ではありますが、全くの未経験であれば、“音声に対するアツい思い”や“日常的な音声への馴染み”があるとうれしいです。READYFORさんはいかがでしょう?
(小谷)キュレーターは皆、未経験から始めていますので、“クラウドファンディングや社会課題に対する思い・原体験”がある方であれば、どなたでも歓迎しています。
(勝村)そもそも、両ポジションとも経験者が社会にいないので、基本的には未経験の方を採用するという形になりますよね。あと、「クラウドファンディングや音声配信の継続が難しそうな方に対し、モチベーション向上のために意識していることはありますか?」と質問をいただいています。
(小谷)“難しさ”にも様々な要因があると思うので、キュレーターを頼っていただき、実行者に合わせてノウハウやモチベーションを共有しながら伴走しています。「進みが悪い」と実行者が不安を感じている場合でも、キュレーターからすると実は想定通りに進捗しているというケースもあるので、中の人から見た状況についてもコミュニケーションを取りながら進めていきます。READYFORには多くのプロジェクトが掲載されているので、キュレーターを頼るだけでなく、上手くいっているプロジェクトを研究しながら自走している方もいらっしゃいますね。
(渡部)Voicyでは、“期待値を合わせる”ということを大事にしています。音声は、コンテンツを出すだけでバズってリスナーが増えるという世界ではなく、定期的に発信していくことでじわじわと理解者が増えていきます。このような特徴は他のSNSとは異なり、単に数を増やすことを目的にしてしまうとミスマッチが起こるため、期待値の調整を行っています。
(勝村)音声もクラウドファンディングも新しい領域となり、まだ“ものさし”を持っていないユーザーが多いので、それをこちら側が可視化することがポイントとなっていそうですね。
(小谷)まさに、ノウハウがたくさん転がっている領域ではないため、ノウハウを作りつつ示していくという進め方になっていると思います。
(勝村)ありがとうございます。では最後に、お二人から一言ずついただいて締めたいと思います。
(渡部)最後までお聴きいただき、ありがとうございます。Voicyには魅力的なパーソナリティが多いので、ぜひ聴いてみていただきたいです。ビジネス・学習系コンテンツ以外にも多様なカテゴリが増えているので、様々なパーソナリティの価値観を聴いてみていただけるとうれしいです。そして何か価値を感じられたら、是非一度気軽にこの仕事についてお話ししましょう!
(小谷)本日は素敵な機会をありがとうございました。READYFORではクラウドファンディング以外にも多角的にお金と向き合っているので、興味を持っていただけた方は気軽にご連絡をいただけるとうれしいです。クラウドファンディングにつきましても、もし気になるプロジェクトがあればぜひご支援をお待ちしています。
(勝村)ありがとうございました!
▼ 当日の音声はこちらからお聴きいただけます。
 

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