データの民主化に挑戦!メンバーの9割が参加したVoicy社内勉強会『SQL塾』とは (1)

こんにちは、カンパニークリエイターの “ はる ” こと高森はるなです。
日々、さまざまな社内勉強会が行われているVoicy。その中から今回は、3月に開講し無事に全カリキュラムが終了した『SQL塾』をご紹介したいと思います!

SQL塾で教えるのはSQLだけじゃない!

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SQLとは関係データベース管理システムにおいて、データの操作や定義を行うためのデータベース言語、ドメイン固有言語である。プログラミングにおいてデータベースへのアクセスのために、プログラミング言語と併用されるが、SQLそのものはプログラミング言語ではない。 ーウィキペディアより
“SQL塾”はその名の通りSQLを学ぶためのもので、業務内で発生するデータ分析における様々な課題を少しでも解消すべく、データエンジニアのやまげん先生によって開講されました!
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(やまげん)社内からデータ抽出依頼をもらう際、データ要件のすり合わせや変更・修正など多くのコミュニケーションコストがかかることにより、PDCAのスピード感が落ちているという課題を感じていました。もし現場がデータについて理解していたり、自分たちでもデータを出せたりすれば課題解決に繋がりPDCAのスピード感が上がっていくだろう、そのためにもデータの民主化を高めようということで、データ分析におけるナレッジを社内へ共有することを思いついたんです。
SQL塾では、SQLだけでなく、データ分析に必要なデータ分析サイクルを学び、その一番重要な要素である「仮説」の力を身に付けていきます。それが最終的にデータに対する解像度の向上やSQL習得による業務効率向上に繋がっていくというわけなのです。
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(やまげん)SQLに挑戦したひとが挫折してしまう例として良くあるのが本やドリル、オンラインプログラミング学習サービスで勉強するというものなのですが、これって実はデータ分析に必要な5つの力のうちの「実行」しか身につけることが出来ないんです。SQL塾では、データ分析に必要な力はSQLだけはないことを意識できるカリキュラムを組みました。また、SQLを身につける事は仮説の質を複利的に高めるもので、重要なのは“仮説を作る力”であるため、ゼロから自分の頭で考えアウトプットをしてもらえるように「仮説」の強化に力を入れました。

レベルに合わせたカリキュラムで理解を深める

3月に「基礎理解コース」が開講されました。まずは基本的なSQLを学び雰囲気を掴んでいくことで、全社データの解像度向上やデータ理解における業務効率の向上を目指していきます。
参加者は20名と、なんと当時のメンバーの9割! 大盛況です!
授業の流れは前半30分で基礎理解のための講義を受け、後半30分で習った内容を実践してみるというもの。60分授業×4回、60分宿題×4回の全8時間のカリキュラムとなっています。
SQLに対するハードルが自然と下がるようなルールになっていて、未経験者にも優しい。
やまげん先生はもちろん、受講生同士でもわからない部分をサポートしあいながらデータへの理解を深めていきます。
(実際のSQL塾の様子)
全4回ということであっという間に1ヶ月が過ぎていき、無事「基礎理解コース」の全カリキュラムが終了!
その後、4月からは新たに「エキスパートコース」が開講されました。
こちらは実際にSQLでのダッシュボード作成までを目指す、少し上流のクラスなのだそう!
(やまげん)基礎理解コースの8時間でデータ分析が出来るようになるかというと、正直難しいんですね。習慣として自分でSQLを叩く時間がなければ出来るようにはならないですし、おそらく1ヶ月後には忘れてしまっていると思います。そのためにももう少し本格的な、実際に自分でデータ分析を出来るようになるところまでを目的としたエキスパートコースを用意しました。しっかりとスキルを身に着けてもらうために少数精鋭とし、一人一人時間をかけてサポートを行う授業スタイルを取っていました。
エキスパートコースの受講生は8名。実際にメディアチームからのデータ抽出依頼に対してダッシュボードを作っていくなど、より高度なデータ分析を行なっていきます。
難しい内容でもやまげん先生の手厚いサポートのおかげで頑張れる!(涙)

一番大切なのはデータ分析をした経験。「SQLなんて忘れても良い」

SQL塾を締めくくったのは、エキスパートコースの有志の受講生によるSQL発表会。
最終的になんと5名もの猛者がダッシュボード作成まで辿り着いたんです!すごい!
最後のカリキュラム内容は「業務で運用できるダッシュボードを作成する」ということで発表会の内容は社外秘になってしまいお伝えできないのですが、多くのメンバーがSQL塾の勇姿を見届けました。
発表会終盤には、やまげん先生から受講生へのメッセージも。
データに対するVoicyメンバーのハードルを下げ、業務効率化やデータに関するコミュニケーションコスト削減に大きく価値を残してくれたやまげん先生。Voicy Mind(バリュー)を体現したまさに Make Value な勉強会となりました!

SQL塾を振り返る

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(やまげん)僕の知らないところでダッシュボードがどんどん立ち上がっていたり、実際にメディアチームの業務で必要なデータを受講生が出せるようになっていたり、当初の目的に掲げていた「データの民主化」を前進させられるとても良い機会になったと感じています。データチームが立ち上がる前はデータ屋さんが僕だけだったのでリソースや優先順位の問題で回ってなかった部分もあったのですが、簡単なデータを出すことの出来るメンバーが増えたことですごく業務効率が上がりましたね。目的に対してかなり効果があったので、個人的にとても達成感を感じることの出来る施策になったと思っています。今後も希望があればSQL塾はもちろん開講しますし、他にもやりたい施策は沢山ありますね。第3回ボイソンやボイミー賞のギーク版、あとエンジニアブログも定期的な運用を始めたいと思っていますし、データコンペとかもやりたいです。笑
業務はもちろん、それだけでなく常にメンバーを巻き込んだ新しい施策を考えながら会社やメンバーにたくさんの価値を与えている姿にいつも感動しっぱなしです。
やまげん先生、ありがとうございました!

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