元オレンジページ編集長が紙・Webを経て、音声領域へ。編集者だからこそ見つけた、メディアの新たな可能性とは
Voicyで働く仲間をご紹介します!
今回は、メディアプロデューサーの石津にインタビューしました。
Voicyとの出会いや、仕事への向き合い方などを語ってくれています。
\こちらの記事を声でも楽しむことができます/
Voicy上のチャンネルでも石津が熱い想いを語っています。
ぜひ彼の人柄を感じながら、Voicyのことを知ってみてください!
石津 壮太郎(Sotaro Ishizu)/メディアプロデューサー
株式会社オレンジページで生活情報誌『オレンジページ』の編集長を経験後、電子書籍事業の立ち上げやウェブリニューアルを経て、オレンジページnet編集長に従事。その後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社へ、キュレーションメディアの編集長としてジョインし、映像レンタル事業の店舗販促マーケティング責任者や出版社向けニュースサイト運用支援事業の責任者を経験。2021年9月にVoicyへ入社。
習慣化することが好きで、多趣味。コロナ禍をきっかけにランニングを始め、最近は5キロほどであれば楽しく走れるようになってきた。
メディア出身者が見つけた“新たなキャリア”
Voicyへの入社のきっかけは何でしたか?
転職活動を通して、初めてVoicyを知りました。丁度ランニングを始めたタイミングで、朝走りながら音声コンテンツを聴いていたことから、音声プラットフォーム事業を行なうVoicyにも興味を持ったことがきっかけです。実際にプロダクトを見てみると、チャンネルカテゴリが非常に豊富で惹かれましたね。
とは言え、はじめは「音声の会社って、ラジオとか業界出身者じゃないと縁がなさそう」と思っていました。しかし会社やプロダクトについて調べていくうちに、Voicyは音声で人を届ける“声のブログ”のような世界観を持つことを知ったんです。私は以前キュレーションメディア運営に携わっていたのですが、音声であっても言語化するという点に関してはテキスト中心のウェブメディアとも共通していて、どちらも、誰かが発信するための舞台を創る仕事であることに気がついたんですよね。もしかしたらVoicyで自分の経験を活かせるかもしれない、そう思った瞬間でした。
選考に進む中でVoicyについて色々と調べていたのですが、Voicyって情報がとてもオープンなので、市場の面白さがダイレクトに伝わってきたんですよね。私はメディア業界に長くいますが、成熟している市場なだけに飽和状態になっていて壁を感じていました。一方で音声は新興領域ですし伸びしろが大きいので、自分にとって新しいキャリアになると思い、ワクワクしたんです。
現在どんなお仕事をされていますか?
パーソナリティと向き合いながら、プラットフォーム成長に向けたコンテンツ戦略を担当しています。具体的には、Voicyパーソナリティへ応募してくださった方の精査やVoicyパーソナリティのスカウト方針策定および改善、そしてデータ分析をもとにしたコンテンツ戦略などですね。
Voicyがグロースするために必要な観点として、チャンネル数の拡大があります。好まれるコンテンツやリスナーのペルソナなどをデータチームと協力して分析しつつ、新たなコンテンツを獲得するための企画やパートナーシップなどの仕組みを検討しています。今は、コツコツとした積み上げ施策から大型の施策まで、様々な規模のものを代表緒方とすり合わせしつつ進めているところです。
また入社直後ではありましたが、10月27日から五日間にかけて開催されたVoicyの一大イベント「Voicyフェス」にも携わらせてもらいました。イベントのコンセプト設計やプロモーションに対するアイディア出し、そして当日の放送進行管理を担当したのですが、イベントを通して多くのユーザーが楽しんでくださっているのを感じられて、とても充実した五日間でした。
社内へとアンテナを張り、ギブとキャッチアップを加速させる
仕事で大切にしていることはなんですか?
大切にしていることは、常に社内へアンテナを張り続けておくことです。一番身近な自分のチームメンバーを中心に、それぞれの業務状況や雰囲気、仕草など、社内の状況は広く見るようにしていて、必要なタイミングで手を差し伸べられるように意識しています。
また、社内コミュニケーションはSlackがメインなので、自分の仕事に関わってくるような内容はもちろん、社内がどんな議論で盛り上がっているかなどに対しても、常に情報収集のためのアンテナを張っています。視野を広く持っておくことでキャッチアップのスピードが上がりますし、コミュニケーションの幅も広がります。早く溶け込んで「まだ入社して◯ヶ月なんですか!」って驚かれたいですね(笑)。
個人的なライフワークとしては、出版社出身として「編集者」という職能を未来のメディアでどう活かしていけるかを考えています。もともと学生時代から雑誌というメディアが大好きで、自分も作り手になりたいと思い、出版社へ入りましたし、読者に向けて様々な提案をしながら一冊の雑誌や本にまとめていく編集者は、自分にとってすごく面白くてやりがいのある仕事でした。
メディアやプラットフォームのかたちはどんどん変わっていて、私も時代の変化に合わせて紙からWeb、そして音声へとピボットしていっていますが、その中でも変わらず「編集者」として、多くの人に豊かな情報をよりよく届けることにチャレンジし続けたいと思っています。
音声プラットフォームを成長させるため、まだ誰もやったことのない企画をし、それを実現させるために多くの人を巻き込み、自分が思ってもみないような大きなうねりをつくる仕事をしていきたいです。
実際にVoicyに入社してみて感じてることはありますか?
とにかく熱量が高く、Give Firstを大切にしている良いメンバーばかりだと思います。これまでの環境で私は、自分のことを「良い意味で身の回りのことに首をつっこむおせっかいタイプ」だと思っていましたが、Voicyでは逆にメンバーのギブに影響を受けています。週次で行なっている全社ミーティングでは一人ひとりの当事者意識が強く、みんながコメントをするようなカルチャーがありますし、Slackなどでは個人の守備範囲外のことについても自分が出来ることを探し、拾いに行くというスタンスがあるんですよね。
過去にも様々な組織カルチャーを経験しましたが、やはり大なり小なり縦割りにはなりがちで、「良い意味でのおせっかい」を行なうのはなかなか難しいと感じていました。Voicyでは組織カルチャーとメンバーの人間性でそれが実現されていて、こんなにフラットに、全メンバーが「プロダクトを良くしていこう!」と行動出来るのはすごいなと驚きましたね。入社前からこのカルチャーは感じていて「良いコミュニティーだな、入りたいな。」と思っていましたし、実際入社してからはその熱量に圧倒され、刺激を受け続けています。
人々の生活様式や行動を変えられるようなインパクトを。
Voicyで働く魅力はなんですか?
多くの人に愛される「Voicy」というプロダクトを、全メンバーが一丸となって成長させようと行動していて、且つその渦が大きくなるのを体感出来ることだと思います。「音声×テクノロジーでワクワクする社会をつくる」というVoicyのビジョンは、壮大でとても難易度の高いチャレンジだと思います。そこに対して、代表緒方を始め、メンバーみんなが理想をぶらさずに挑戦し続けているんです。利益を重視するのではなく「あるべき未来」が主語となり事業が進むのは、とても魅力的なことです。
Voicyはまさに今、市場を形成し世の中に音声という新しい価値を届けようと奮闘しているところです。こんなにもダイナミックに市場の変化に触れられる環境はなかなか無いと思うので、希少性の高い経験が出来ているところも大きな魅力ですね。
今後の目標や実現したいこと、チャレンジしたいことはなんですか?
少し前まで家についたらとりあえずテレビをつけるといった習慣が一般的だったように、朝起きた時、車や電車に乗った時、家に着いた時など、日常のふとしたタイミングでVoicyを聴くのが習慣になるような世界をつくりたいです。そのためには習慣的に聴けるコンテンツを用意する必要があり、その環境が整うとプラットフォームとして価値が生まれると思っています。
習慣化を超えると一般化に繋がると思っていて、そうなるとコンテンツの幅がぐっと広がり、誰もが利用してくれるプロダクトになると思っています。音声メディアはまだ発見され始めた段階ですが、ここから人々の生活様式や行動を変えられるようなインパクトを生みたいですね。