「次世代のインタフェースに音声を。」社員番号no.1のUI/UXデザイナーが語る“Voicyならではのデザイン”とは

Voicyで働く仲間をご紹介します!
今回は、UI/UXデザイナーの京谷にインタビューしました。 入社から現在を振り返り、その変化やVoicyの魅力を語ってくれています。

\こちらの記事を声でも楽しむことができます/

京谷の過去のインタビュー記事はこちら。

音声の可能性に惹かれ、無名のVoicyへ。


自己紹介と、入社のきっかけについて教えて下さい!

Voicyでデザインを担当している、“きょーちゃん”こと京谷です。新卒から大手国内メーカーのインハウスデザイナーとして、自社モバイル製品の企画開発や新規事業プロジェクトに10年ほど携わり、2018年1月にVoicyへ入社しました。
卒業制作で楽器をつくったり、卒論でゲームBGMについて書いたりと、学生時代からずっと音に興味を持っていたのですが、次世代のインタフェースとして音声の可能性に気がついたのは、スパイク・ジョーンズ監督の「her 世界でひとつの彼女」という映画を観たことがきっかけでした。これまで未来を描くSF映画で使われているインタフェースの多くは空間にディスプレイが浮いているような、視覚を占有するものばかりでしたが、この映画では音声AIが使われていたんですよね。音声が生活に溶け込む様子は、とても自然なことに感じられました。その後、前職で音声領域の新規事業開発プロジェクトを担当することになり、色々と市場を調べている中で見つけたのが、まだ全くの無名だった「Voicy」でした。気になって代表の緒方へ直接会いに行ってみたところ、その場で意気投合。前職で働きながらセミコミットというかたちで手伝うことになりました。
半年ほど経つと徐々にVoicyの未来が具体化して見えてくるようになり、その頃には緒方のビジョンにも強く共感するようになっていました。少数精鋭の組織のなかで“自分だからこそ出来る仕事”へのやりがいも大きくなっており、ここで力を発揮してみたいという思いに背中を押され、一人めのデザイナーとして正式にVoicyへ入社することを決めました。

現在はどんな仕事をしていますか?

自社プロダクトの新機能における企画やUIデザインを中心にしながらも、ビジネスサイドで開催するイベントのデザインディレクションや、Webデザインなども幅広く担当しています。デザインの力で事業成長に寄与できるところに対しては、どの分野であってもしっかりと入っていくようにしているのですが、デザイナーがAppやWebのプロダクトだけでなく、ビジネス側のクリエイティブまで担当していて、業務範囲が広いところはVoicyの特徴の一つかもしれません。
現在2名のデザイナーで「新規開発・体験改善・グロース」の3セクションに分かれて対応しており、私は「新規機能」をメインで担当しています。Voicyは体験を重要視しているので、決まった仕様に対してデザインする業務はほぼなく、上流の体験設計から代表の緒方やPdMと一緒につくっていきます。方向性のピボットが多いのでセオリー通りは通用しませんし、成功の型が決まっているわけでもないので、結構泥臭くやっていますね。ビジョンや体験のコンセプト設計が出来たら、次はそれを踏まえてユーザーが直接触れるインタフェースのデザインに落とし込むためのプロトタイプを制作していきます。形にすることで見えてくるものも多いので、このフェーズでさらにブラッシュアップを行ない、デザインと設計書を仕上げてエンジニアへとバトンを繋ぎます。
直近で担当したプロジェクトは、差し入れ機能や生放送機能のUI/UXです。 両機能とも変わった名前ですよね?(笑) ただユーザー体験が決まる機能名は、とても重要な要素の一つだと考えていて、ギフティング機能には、パーソナリティをリスペクトしてほしいという思いから、常用されている“投げ銭”というワードではなく、“差し入れ”という名称を。ライブ配信機能には、一時の交流を生むだけでなく、アーカイブコンテンツとしても良質なものが生まれてほしいという意味を込め、“生放送”という名称を選択しました。どんな気持ちでこの機能を使って欲しいのかをしっかりと言語化し、それを細部に反映することでユーザーにつくり手の思いが届き、文化が醸成されていきます。もちろん自由に使えて発展していくのも大事な要素ですが、文化をつくっているVoicyだからこそ、目先の利益よりも、より良い体験を生み出すのだという責任を感じながら日々業務にあたっています。

この一年を振り返って感じた、3つの変化とは


Voicyがこの1年間で変わったなと思うところは?

Voicyが成長するにつれ各分野のスペシャリストがどんどん仲間入りしてくれて、組織全体に専門性の高まりを感じます。チームが強くなったことで今までは採用出来なかったようなレイヤーも集まってきていて、あらゆる物事に対して多角的な会話が増え、視座も上がってきているのでとても刺激的です。
事業で言うと、音声業界の盛り上がりを感じ始めた一年間だったように思います。最近、他社のデザイナーさんから「Voicyフェス凄かったね。」「緒方さんの本読んだよ。」などと声をかけてもらうことが増え、国内ファーストペンギンとしてのVoicyの動きにも注目が集まってきていることを感じるようになりました。競合サービスも増えてきているので、背筋の伸びる気持ちですね。
また、プロダクト開発体制にも大きな変化がありました。これまでは緒方と私の二人三脚で世界観を重視した定性的な意思決定をしてきていたところがありましたが、データや数字に強いプロダクトメンバーが続々と増え、定量的な判断が行える体制を構築できました。もちろんデータだけでは新たな価値を創出することは難しいため、定性的な要素も重要ですが、定量・定性のバランスを取れるようになったことは大きいと思いますね。

Voicyが“発信者にとって最良なプラットフォーム”になる未来を目指して


Voicyで働く魅力はなんですか?

新しい文化をつくっているということです。以前緒方が言っていた「私たちの一歩が市場の一歩になる。」という言葉のような、インパクトの大きなミッションに挑戦できているのだというワクワクは、入社時から変わらず感じ続けています。正直、入社当初は途方も無いミッションだなと思っていましたが、事業が前進し、市場が盛り上がるにつれて少しずつ現実味を帯びてきているんですよね。
また、音声プラットフォームVoicyというサービスを通して、ユーザーの生活にポジティブな変化をもたらしていることを実感できることも魅力の一つと感じます。「Voicyのおかげで家事の時間が楽しくなった。」など、ユーザーの暖かい声が届くたびに「Voicyをつくって本当によかったな。」と思えるんです。元気になりたいときは、わざわざVoicyアプリの評価コメントを見に行ったりしていますよ(笑)。
メンバーも自分たちのつくっているVoicyというプロダクトに対し、いちユーザーとして自分ごと化しながらグロースにあたっています。一人称に「自分が」ではなく「Voicyが」と口を揃えて言える組織って他にはあまりないと思います。プロダクトへの思いが強いからこそ議論になることもしばしばですが、一つのゴールへ向かってみんなでディスカッションするのはすごく楽しいです。

今後の目標は?

まずはVoicyがクリエイターエコノミーとして、発信者にとって最良なプラットフォームになること。次に、必要な機能や体験を全て兼ね備えたプロダクトにするべく開発を進め、もっと多くの方にVoicyを使ってもらうことが目標です。まだVoicyはアーリーアダプターが利用層の中心なので、自分の家族や親族など身近な人が「毎日使っているよ。」と言ってくれるようなサービスに出来たら最高ですよね。“デザインの7割は思考”だと思っているので、今はユーザーがVoicyのどこに価値を感じてくれているのかを、プロダクトの体験面から突き詰めているところです。
また個人としては、デザイナーという枠にとらわれず出来ることを増やしていきたいです。極端に言うと、最終的にデザイナーという肩書きじゃなくなっても良いので、Voicyの事業や組織を前進させられる人材になりたくて。その覚悟がいるくらい、新たな事業を創出するのは難しいことだと思うんです。そのためにも成長を止めずにもっと視野を広げていきたいですね。
 

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