「難しさとやりがいは表裏一体。」動画や音楽を経験したデータエンジニアが語る“音声ならではの特性”とは

日付
2023/4/14
今回は、データエンジニアの石戸にインタビューしました。 Voicyとの出会いや、仕事への向き合い方などを語ってくれています。

\こちらの記事を声でも楽しむことができます/

Voicy上のチャンネルでは、石戸のインタビュー音声を公開しています。 ぜひ彼の人柄を感じながら、Voicyのことを知ってみてください!
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石戸 健太(Kenta Ishido)/データエンジニア
新卒でカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社へ入社し、レンタルビデオアプリ上のデータレコメンドを担当。学生時代にインターンをしていたベンチャー企業へのUターンを経て、2022年8月にVoicyへ入社。 オンラインゲームが好きで、よく友人と一緒にプレイしている。好きなタイトルでは睡眠時間を削って熱中することもしばしば。

“世の中へ大きなインパクトを与える力”に魅了され、データの道へ


Voicyへの入社の経緯を教えてください。

大学時代「研究者の共著ネットワークから将来成長する研究者を捜索する」という研究をしていたのですが、学会発表で企業を中心に良い反響をもらい、データに対する世の中の期待を肌で感じる経験をしました。これをきっかけにデータが持つ“世の中へ大きなインパクトを与える力”を知り、面白さを感じて新卒でデータに関わる仕事へ就職。今に至ります。
Voicyは転職活動を通して知った会社でしたが、ネクストキャリアとしても「自社データを持っている会社で経験を積みたい」と考えていた中で、toC向けプラットフォームとして一次情報(ファーストパーティデータ)が集まっている点や、ユーザー規模が大きい点に魅力を感じました。転職をするにあたって、まだ自身のスキルや経験が足りていないことへの不安に感じていたのですが、選考の中でエンジニアリングマネージャーの山元に「一緒にキャッチアップをしていけば大丈夫。」と声をかけてもらったことも印象的でしたね。
気持ちが固まったのは、声のオファーレターを聴いたときです。Voicyでは選考で関わったメンバーからの音声メッセージが内定通知書に同封されていて、どこを評価してくれたのかや、具体的に何がマッチしていたのかをメンバーの口から直接聴くことができます。これは嬉しかったですね。他にも内定をいただいている企業があったのですが、声のオファーレターを受け取ったことが入社決断に大きく影響したと思います。

現在どんなお仕事をされていますか?

データチームへ所属しています。チームの役割は、データチームとして実施しているプロジェクトを進めることと、他部署からのデータ調査リクエストへ対応することに分かれます。
データチームとしては現在、チャンネルやコンテンツなど、音声プラットフォームVoicy上のレコメンド施策に取り組んでいます。施策の方向性はチーム全員でディスカッションして決め、手を動かすところは役割分担して各自で行っていて、私は基盤づくりをメインで担当しています。チームで朝会を週3回行っていたり、作業をしていて手が止まったらメンバーにヘルプを求めたりと、役割は分かれつつもコミュニケーションは多く取っていると思います。
あとは、データ調査リクエストへ対応していくところですね。他部署からのダッシュボード作成やデータ抽出などの依頼に対し、適切な情報を提供するためにコミュニケーションを取っています。

音声の壁と向き合い、ユーザーの行動を変えるための挑戦


仕事のやりがいや、大切にしていることはなんですか?

自分たちで考えて実行した施策が、プロダクトやユーザーに良い影響を出せたときは、180万人以上の会員を抱えるサービスですので、求めていた影響力を実感できます。最近で言うと、「レコメンドによってユーザーの行動ってこう変わるんだ」を実感できたのは印象的でした。時にはマイナスに影響することもありますが、「このアプローチはダメなんだ」という新たな知見を得ることができ、どちらにしても学びへつながっています。
大切にしているのは、自分と会社やチームの見ている方向がズレていないかを確認すること。定期的な1on1で仕事の進捗を確認しながら、リーダーと常に「方向性やスピード感にズレはないか」の認識を合わせています。正直、自分は仕事が速いタイプではないと思っていて。だからこそ、限られたリソースを誤ったほうに分配してしまわないように、そしてズレてしまっても素早く軌道修正できるようにしています。 振り返ると大学院時代から教授や研究室の学生たちと週次で目標と進捗の確認を繰り返していたので、当時から進む方向を意識することが癖づいているのかもしれません。

Voicyへ入社して感じていることは?

音声ならではの難しさを感じています。これまで動画や音楽のレコメンドを経験してきましたが、こういったコンテンツはジャンルや内容、出演者、監督などの要素から、ユーザー側がコンテンツへの期待値を測りやすいのではないかと思っていて。 一方で音声はそのような因子がまだ社会的に分かっておらず、かつ動画や音楽の要素をトレースしても結果が出ないことも多い。音声レコメンドの成功事例が世界的にもない中で、VoicyはPUGC(審査制)という音声聴取のトリガーにパーソナリティが大きく関わる特異なプラットフォームでもあるので、今はそこに対して、仮説と検証を繰り返しているところです。世界初に挑戦できるのは本当に面白いですね。
音声は、聴く体験へのハードルがまだまだ高い状態なので、Voicyではどのチームも同じように“音声の難しさ”と向き合っています。ただ、難易度が高いからこそやりがいも大きくて。ゼロの状態から新たに「これだ!」を探るのが好きな人には、とてもマッチしていて面白い環境だと思いますね。

キャリアの解像度を上げ、より専門性を高める


Voicyで働く魅力はなんですか?

組織の魅力が大きいと思います。メンバー全員が組織やステークホルダーへ貢献するために、そしてVoicyを良くするために何ができるかを考えて行動しています。 スタートアップでは組織づくりや文化体現をすることもメンバーの重要な役割ですが、とは言え実際に体現できるかというと難しい中で、Voicyでは、ピアボーナス制度「ボ祝儀」や社内イベント、CFTなど、業務外の任意の取り組みもないがしろにせず、メンバーが積極的に参加をしているところにカルチャーが現れているなと。
あと、仲が良いです。いつも部活や文化祭前のクラスのような雰囲気を感じます。仲が良いからこそ業務内のコミュニケーションもスムーズで、ヘルプを出すとみんな自分事のようにすぐに助けに来てくれます。このような仲の良さと称賛文化の浸透が、組織全体の当事者意識や一体感の醸成につながっているのかもしれません。

今後の目標や実現したいことは?

まずは目の前にあるミッションに、しっかりとコミットしていきたいと思っています。仮説と検証を繰り返し、データチームならではのアプローチでプロダクトやユーザーへ影響を与え、Voicyをより良いものにしていきたいです。
個人としては、より専門的なスキルを磨いていきたいです。今はまだ「これ」といったキャリアビジョンを持っているわけではなく、何者でもない状態だと思っていて、この先専門性を身につけていく中でキャリアの解像度を上げていこうというフェーズです。 まずは選択肢を明確化するところから。ゆくゆくは専門性を高めた分野で、より大きなパフォーマンスを発揮できるようになりたいです。
 

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