同じ場所で同じ時を過ごす熱量を大切にしてきたVoicyの働き方を一変させた出来事とは?

こんにちは。Voicyカンパニークリエイターの “はる” こと高森はるなです。
先日、Voicyのコロナ禍における働き方についての記事を公開しましたが、8月からコロナ禍での変則勤務と並走して本格的にフレックス制度とリモートワークを導入しました。
実は過去これらの導入を中々踏み切れずにいたVoicy。その概念を覆した出来事とはなんだったのか。ピンチをチャンスと捉え、試行錯誤して辿り着いた今のVoicyでの働き方をご紹介していきます!

フレックス制度やリモートワークに踏み切れずにいた


遡ること半年以上前。 数ヶ月後にコロナの影響で生活が激変することなど全く予想もしていなかった当時、Voicyはフレックス制度やリモートワークの導入を悩んでいました。
まだまだスタートアップ且つ音声市場という未開領域を進んでいるため、組織が一丸となることが重要で、だからこそ同じ時間、同じ場所で同じ空気を吸い、そこで発生する熱量を大切にしたい。私たちの仕事はエンタメやクリエイティブの要素が強いからこそ、デスクサイドコミュニケーションや雑談がクリエイティビティに繋がることも多く、対面コミュニケーションで生まれる第3の選択肢を大切にしていきたい。Voicyの世界観を随所で感じられるサービスを作り込んでいく上で、細部の議論ほど顔を合わせ実際に同じものを見て触ることで共通認識の精度を保ちたい。 このような考えからVoicyはフレックス制度やリモートワークの導入に踏み切ることが出来ずにいました。
一方エンゲージメントや生産性の向上という観点で、社会の流れや社員の希望からフレックス制度やリモートワークの導入でポジティブな効果を得られる可能性が高いということももちろん認識していました。組織も1つのプロダクトだと考えているVoicyだからこそ大前提で社員の働きやすさを叶えるべきなのではないかという考えから、両方向での議論が続いていました。
今考えると恥ずかしい話ですが、正直当時はこれらの制度の導入によって社員の働き方に目が届かなくなるのではという不安もあったため、最終的に働き方を始めからガラッと変えるのではなく、長めのコアタイムやリモートの制限を厳しくするなどゆるやかに導入していく方向性が有力となっていました。 そんな矢先、思いがけず新型コロナウイルス感染拡大のニュースが入ってきたのです。

未曾有の状況を前向きに捉えたことで、働き方の選択肢が増えた


コロナによる私たちへの影響は、ご存知の通りとても大きなものでした。働き方を変えざるを得ない。突然の事態に困惑する中、私たちはこの状況を”Voicyという会社が大きく変われる、そして自分たちの概念を覆すことの出来るチャンス”と前向きに捉えることにしたのです。
経営や現場とコミュニケーションを重ね、アンケートで定量的なデータを取り、そこから導き出された内容を参考に、より良い働き方を突き詰めるために試行錯誤を重ねていきました。
▽ コロナ禍における働き方については是非こちらをご覧ください。
コロナ禍にて様々な施策を試す中で、クリエイティビティの創出にはやはり直接顔を合わせることが大切だということがわかりました。反面、通勤時間やミーティングにおいてはフレックス制度やリモートワークは効率的だという結果が数値で浮き彫りになりました。
両面を踏まえ、改めてより良い働きかたを一から考えていった結果、コロナ前に導入検討していたゆるやかに制度導入をしていく方針からは一変し、大胆に変えよう!という方向性になったのです。

本格的にフレックス制度とリモートワークを導入


というわけで、8月からVoicyにフレックス制度とリモートワークが導入されました! フレックス制度はコアタイムを11時-16時に。サービスローンチなどによって現場の働き方が変則的になるため、柔軟に調整できるようスコープは3ヶ月となっています。 リモートワークは前提として引き続きコロナ禍であるため特別対応ではありますが、現在はチーム単位で裁量を持ち、出社日数や曜日などを決定しています。というのもVoicyは40名というまだまだ小さな会社ではあるのですが、職種でいうと15ほどあり、各メンバーの担当によって働き方が異なるためです。
チームごとでのリモートワーク状況を見てみると、顔を合わせてコミュニケーションを取りVoicyの世界観を作り込んでいくPdMやデザイナーなどはチームで出社日を合わせていますし、エンジニアは基本フルリモートで出社を個人裁量としているチームがあったりします。
私の所属しているカンパニークリエイターチームは週の中の1日を全員揃っての出社日としており、その他4日間は個人裁量です。(私は自室にエアコンがなかったため、8月中はほぼ出社していました…(笑)。) もちろん帰宅後の業務も可能ですし、個人で働き方をカスタマイズ出来るような自由度の高い制度となっています。
元々はフレックス制度やリモートワークへの硬直した考えから導入に後ろ向きなVoicyでしたが、働き方を変えなければならないという難しい状況がむしろ追い風となり、現在は当初導入検討していたものよりもかなり先進的な労働環境を整えることが出来ました。このように大胆に働き方を変える制度の導入に踏み切れたのは、コロナ禍の環境をも前向きに捉え、且つ社会に対して前のめりにチャレンジすることが出来たからなのではないかと思っています。
より良い働き方には上記に限らないいくつもの選択肢があり、また今後の社会の流れや状況から多くのことが変化していくと思います。そんな中でもVoicyは常にトライを続け、より良い組織を目指し続けていきます。
 

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