“事業のためのコーポレート”を。元ベンチャー企業執行役員が目指す、Voicy管理部門の未来

Voicyで働く仲間をご紹介します!
今回は、経営企画の中川にインタビューしました。
入社から現在を振り返り、その変化やVoicyの魅力を語ってくれています。

\こちらの記事を声でも楽しむことができます/

中川の過去のインタビュー記事はこちら。

「いつかVoicyにフルコミットする。」と決めていた


自己紹介をお願いします!

Voicyコーポレートチームの中川です。現在は経営企画をメインに、財務経理や労務・法務を担当しています。新卒で有限責任監査法人トーマツへ入社し、上場企業の法定監査やベンチャー企業のIPO準備支援を経験した後、百戦錬磨社、ワンキャリア社と2社に渡って、ベンチャー企業のコーポレートや執行役員を担当してきました。その後、2019年6月にVoicyへ入社しました。
入社は2019年ですが、実はVoicyと関わり始めたのは創業当初の2016年夏頃でした。代表の緒方がもともと監査法人時代の先輩で、当時の私には、緒方にとってベンチャー支援という仕事が天職に見えていた中で、緒方がその職種を捨て自ら会社をつくると聞き、一体どんな会社をつくるのかととても興味が湧いたのが始まりでしたね。緒方が音声事業を始めたとき、世の中は「これから動画の時代がくる。」と言われていたタイミングだったので正直最初はピンと来なかったのですが、海外では音声産業が盛り上がり始めていましたし、緒方の「スマホの次のインタフェースは音声だ。」という言葉から音声の可能性を感じたんです。
とは言え当時はまだリソースもなく、とにかくプロダクト開発を最優先でやっていこうという時期だったので、コーポレート業務はほぼなく、週末だけ作業を巻き取るようなかたちで関わっていましたね。その頃から「いつかはVoicyにフルコミットしたい。」ということをずっと考えていました。 その後、Voicyは2019年2月にシリーズAの資金調達を行なったのですが、そのタイミングでコーポレート業務が増えるからと緒方に改めて声をかけてもらい、同年6月に正式に入社したという経緯です。

現在はどんな仕事をしていますか?

現在はコーポレートチームのリーダーとして、財務や経理、法務観点からの組織の土台づくりを行なったり、事業を前進させるための資金調達に向けて動いています。 Voicyはここ一年で、ビジネスデザインチームの立ち上げによるBtoB事業面での売上増加や、プレミアムリスナー機能の浸透、差し入れ機能のリリースにより、取引がより活発化してきています。それに伴い直近は、オペレーション設計をしっかりと構築していくための動きが増えていますね。
BtoB事業面では、営業案件の管理からコーポレートが入り、ビジネスデザインチームと細かくコミュニケーションを取りながら必要な証憑を用意したり、Salesforce導入のオペレーション面の構築を行ったりしています。また音声プラットフォームVoicyのシステム内取引については、PdMやエンジニアとコミュニケーションを取り、データ取り込みのためのCSV設計や支払金額のサマリー出力の仕様設計を行い、それらをもとに会計システムとの連携を行っています。
並行して資金調達にも動いているのですが、投資家の方々とお会いする機会が多いと事業を客観的に見ることができ、視野の広がりを感じます。現在のVoicyは、事業のタネが少しずつでき始めており、それをしっかりとグロースしていくための仮説検証フェーズにいます。客観的に評価してもらえている部分を大事にし、事業推進に向けて働きかけています。

フェーズの変化による、コーポレートチームの“新たな課題”とは


入社してからを振り返ってどうですか?

コアキャリアとしてコーポレートの取引周りを担当してきましたが、入社当初はブランクポジションも多く、“出来る人がやる”が当たり前だったので、スタートアップらしく守備範囲を越えた職域を任されることもありました。一時期、人事がいなかったので、未経験でしたがHRサイドの組織づくりを担当。採用の選考設計や要件定義はもちろん、カンパニークリエイターとして既存メンバーに向けたEX施策の設計運用など、色々とやっていた記憶があります。今では少しずつ組織として出来上がってきたVoicyですが、未だに柔軟性の必要なシーンは多いかもしれないです。
また、これまでのVoicyは「ヒト・モノ・カネ」全てにおいて必要なだけの資源を確保することも難しいような無名のベンチャー企業でしたが、徐々にその課題は解消され、同時に、確保した資源をどう効率的に使うかという新たな課題に突き当たっています。直近で動いていく予定の事業構想などもあり、それらに対してコーポレートとして出来ることは何かを考え、しっかりと形にしていくことが求められるフェーズに入り、ここからさらに色々な施策をやっていこうというところです。
ここ一年では、外部環境にも大きな動きがありました。2021年の初めに国内でClubhouseが注目を浴び、それをきっかけに「日本にも音声サービスがあるんだ。」ということを知ってもらえたと思いますし、日本の音声市場全体が活気づいてきたと感じています。音声プラットフォームVoicyのユーザー数増加を始め、企業からのお問い合わせや金融機関の方たちの反応などからも、この一年での認知度の大きな変化を実感しますね。ただし、知ったからといってそれを使ってもらえるかどうかは別軸の話です。音声と出会ってくれた潜在層のユーザーに対し、今後はよりしっかりとVoicyを知ってもらい、使ってもらうためのアプローチをする必要性があると強く感じています。

IPO準備や新たなマーケットの創出で、ダイナミックに経験が活きる


Voicyで働く魅力はなんですか?

数年先もわからないような不確実性がある事業が、とても面白いです。そもそも音声というマーケット自体が国内に存在しない中で、Voicyとして今後どう発展していけるかというのは全くの未知数なんですよね。今後、事業展開における様々な選択肢がある中で、何を選ぶかから携わることが出来るのは貴重な経験だと思いますし、とても魅力的です。
コーポレートという観点だけで見ても、今のVoicyのフェーズはすごく面白いです。IPOを目指しているVoicyでは、今後もまだまだステージが変化していくため、上場前から上場後に至るまでの経験は大きな価値になると思います。また私自身、既に幅広いフェーズを経験してきましたが、新たな産業を創出する経験は初めてです。Voicyが音声という産業をつくっていく過程で、よりダイナミックにこれまでの経験を活かすことが出来ているなと感じます。
あとは、組織状態の良さですね。組織状態が良いと、業務以外に余計なことを考える必要がなくなり、結果的に事業に対して100%集中できる環境を実現できていると思っています。これまでVoicyでは組織をしっかりつくることに力を入れてきましたが、その結果、事業を着実に推進させるための土台として大きな効果を発揮してくれているなと実感しています。

今後の目標や実現したいこと、チャレンジしたいことはなんですか?

Voicyを楽しむ環境を、より多くの人に提供したいです。今までVoicyは“パーソナリティファースト”を掲げ、パーソナリティ(発信者)にとってベストなプラットフォームを目指してきました。今後もこの思想は持ち続けていきますが、ここからはより、リスナー(受信者)の体験を考えていくフェーズに移り変わってきていると感じています。リスナーがなぜVoicyを使うのか、もしくはなぜ使わないのか、リスナー側に焦点を当て、「聴く」体験を考えていきたいです。
また個人としては、コーポレートの組織づくりをやっていきたいです。コーポレートに保守的な印象を持たれる方も多いかもしれませんが、レバレッジを効かせることで、会社全体がより大きく前に進むきっかけになると思ってます。正直、どの企業においても求められることが同一で事業共感をしづらい職種でもあると思うのですが、「事業のためのコーポレートである」という認識を持てるかが重要だと思っています。今コーポレートチームは財務経理を担当している田中との2名体制ですが、まだまだやりたいことはたくさんあるので、それを叶えられるようなチームを作っていきたいです。
 

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