エンジニアが、“声”でテックブランディングへ挑戦。採用にも繋がった音声配信の効果とは

こんにちは。Voicyカンパニークリエイターの “はる” こと高森はるなです。
テックブランディングに注力しているVoicyでは、エンジニアが積極的にテックブログやSNSでの情報発信をしているのですが、実は、Voicyらしい『声』を使った発信にも挑戦しています。
今回は、Voicyエンジニアが取り組む“音声×テックブログ”をご紹介します!

音声×テックブログ「voi-chord(ボイコード)」


日本一のテックカンパニーを目指すVoicyエンジニア。技術に対して積極的に向き合うことはもちろん、テックブランディングにも注力をしており、施策の一つとして2020年9月からスタートしたのが、音声プラットフォームVoicy上での音声配信でした。
音声プラットフォームVoicyには、パーソナリティがコンテンツ発信をするための“収録アプリ”と、リスナーがコンテンツを聴くための“再生アプリ”という大きく二つのプロダクトがあります。Voicy社員である私たちもリスナーとして再生アプリは日常的に利用しているのですが、パーソナリティとして収録アプリを利用している社員は限られていました。しかし、開発をするにあたって体験から全員で考えながらアジャイル開発をしているからこそ、ユーザー視点からの体験や感覚はとても重要です。そこで、リスナーとしてだけでなく、パーソナリティとしても自分たちが手掛けるプロダクトを使うことで、プロダクトやユーザーへの理解をより深めたいという思いから、音声配信プロジェクトが立ち上がったのでした。
テックブランディングや採用ブランディングにおいて、音声を活用している企業はまだ多くありません。音声Tech企業だからこそ、どこよりも積極的に音声を取り入れていき、自分たちで活用事例を生み出していきたい。そんな思いもありました。
立ち上がったチャンネルは、その名も「voi-chord(ボイコード)」。音声にまつわる単語である「Vocal Chord(声帯)」と、エンジニアが書く「code(コード)」をかけた名前になっています。
運営チームミーティングの様子
運営チームのミーティングでは、進捗共有やコンテンツ内容の相談、数値のチェック、運用改善やKPI達成に向けた施策についてのディスカッションを行っています。
(SRE:千田)エンジニア組織開発プロジェクトの一環として半期ごとに運営メンバーが選出され、メインパーソナリティとして、運営方法やKPIを自分たちで設計しながら活動していきます。今期のプロジェクトチームは5名。曜日ごとに配信担当を決め、平日は毎日更新を目指しつつ、週に一度の有料コンテンツ配信や、月に一度の生放送(ライブ配信)を行います。テックニュースや日々の活動、最近のインプットやアウトプットなどの情報を中心に、メンバー個人で発信したい内容を考えています。Voicyのエンジニアが、テクノロジーやコンピューティングについてどのように考えているのかを、テックブランディングとしてテックブログのように発信することが目的です。
また有料コンテンツは、Voicyエンジニア全員がリレー形式で配信を行う「ぶっちゃけエンジニア」シリーズとなっており、プレミアムリスナーに向けてここでしか言えない話をぶっちゃけているのだとか。 ぶっちゃけエンジニアシリーズの運営メンバーオススメ回は、エンジニアリングマネージャー山元が放送した「第248回 出世するエンジニアの特徴」ということなので、興味がある方はぜひ聴いてみてください。(気になる…!)
生放送では、採用広報にも繋がるコンテンツとしてVoicyのエンジニア組織に新たに加入したメンバーの紹介などを行っており、Voicyエンジニアの人柄やチームの雰囲気が伝わる内容になっています。 Voicyエンジニアが登壇したテックイベントや、参加した技術書典などを振り返るコンテンツもあり、リモート環境下でも技術や開発組織の活動に関する情報のキャッチアップができると、社内のヘビーリスナーも多いのだとか。

リスナーが採用募集にエントリー!テックブランディングとしての効果


始動してから、もうすぐ2年半を迎えようとしているvoi-chord。2023年1月半ば時点で放送数は250回を超え、チャンネルフォロワー数は670に達しました。 コンテンツの総再生回数はなんと約5万回…! Voicyのテックブランディングに寄与する大きな資産となっています。
(SRE:千田)voi-chordを運営していて印象的だったのは、リスナーの方がVoicyの選考を受けてくれたことですね。ありのままの自分たちを発信している中で、「このチームに入りたい」と思ってくれた方がいたのは、テックブランディングだけでなく採用ブランディングとしての効果も感じた出来事でした。
(フロントエンドエンジニア:河原)今期初めてvoi-chordの運営チームに参加し、プロジェクトリーダーを務めました。発信継続やチャンネルグロースに向かう中で、自分が実際に開発している収録アプリやチャンネル管理画面について、パーソナリティがよく使う機能を直感的に学べた貴重な機会でした。発信は大変でしたが、放送にリスナーからのリアクションがあるとフィードバックをもらえたように思えて継続することへの原動力になりましたし、実際にVoicyで活躍しているパーソナリティも「聴いてくれるリスナーがいるからこそ続けられる」という人は多いのだろうなと気がつけましたね。 音声プラットフォームVoicyでは、一年間の活動をまとめたページが毎年年末にユーザーの元へ届くのですが、昨年末には私もvoi-chordのパーソナリティとして、2022年のまとめを受け取りました。自分の放送がリスナーへ届き、数値になって返ってきたことが本当に嬉しかったです!
▽ #わたしにとってのVoicy2022「voi-chord by Voicyエンジニア」
自社プロダクトでのユーザー体験を通して、日々の業務改善や発信者としての地位確立を目指す本プロジェクト。今期の運営チームとして、2022年8月〜2023年1月まで活動してきた5名に、改めてvoi-chordでの体験を振り返ってもらいました。

運営に参加してみてよかったことは?

  • パーソナリティの大変さややりがいを理解することができた
  • 社員から「放送聴いたよ!」と言ってもらえて嬉しかった
  • voi-chordで話すネタの調査や学習が自身のインプットにも繋がった
  • リスナーから多くのコメントを受け取ることができた
  • 放送すること自体を楽しめた

運営に参加して気がついたことは?

  • 実際にパーソナリティとして使ったからこそ気がつくUXが多く、業務でも直感的に機能のイメージが持てるようになった
  • コンスタントに話すネタを考えるのはとても大変だった
  • 届ける内容に“音声”への向き不向きがあるとわかった
  • リスナーからコメントがあると継続のモチベーションに繋がった

今後挑戦したいことは?

  • 放送の再生回数を増やすための施策をもっと考えていきたい
  • こちらから一方的に発信するだけでなく、リスナーとの関係性を構築することで、いいねやコメントを通じた相互コミュニケーションを取っていきたい
  • より多くのリスナーに届け、コミュニティを広げていきたい
  • コンテンツの統一感を出すなど、voi-chordをさらにブラッシュアップしていきたい
 
機能面でパーソナリティ体験ができたことはもちろん、発信する楽しさや課題感など、感情面でもより深くパーソナリティを理解できる機会になったようです。
 

 
Voicyエンジニアが挑戦している音声配信、「voi-chord」について紹介しました。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
取材をしてみて、作り手としてユーザー体験を通じたプロダクト理解を深めると同時に、Voicyエンジニアのテックブランディングに対するオーナーシップ力の強まりや、音声発信へのナレッジの積み上げを感じました。私もvoi-chordのリスナーなのですが、今後はどんな話が聴けるのか、今からとても楽しみです!
さて、すでに250以上のコンテンツがアーカイブされているvoi-chordですが、まだ放送を聴いたことのない方や、もっと楽しみたいリスナーに向けて、運営メンバーのオススメ放送を聞いてきました。3つご紹介して、この記事を締めくくりたいと思います。
2022年7月10日に執行された第26回参議院議員選挙に合わせ、音声プラットフォームVoicyで開催されたトークテーマ企画「#わたしも投票します」をもとに、Androidエンジニア堀が話しているもの。2023年1月時点で、放送再生回数および、“いいね”数がトップと、とても反響の大きかった放送回です!
QAエンジニア松本の、QAエンジニアを経験したからこそ話せるここでしか聴けない話。経験者の話ってとても大きな価値がありますよね。QAエンジニアっぽい内容なのに、だれが聴いても共感できそうだと、社内のエンジニアから評価の高い放送回です!
Webサイト上でCookieの使用許可を求められた経験のある方、多いですよね。これはエンジニアだけでなく、誰もが気になる内容ではないでしょうか…!フロントエンドエンジニア河原の放送は、エンジニアに限らず誰でも聴きやすいコンテンツが多いと好評なので、気になる方はVoicy内で「#cchan」と検索してみてください!
voi-chordでは定期的にテクノロジーに関するコンテンツを発信しているので、Voicyの開発チームに興味を持ってくださった方は是非聴いてみてください。
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